スパイロメトリー(呼吸機能検査)

日本では40歳以上の約10人に1人が慢性閉塞性肺疾患(COPD)と推定されています。
肺への空気の通りが慢性的に悪くなり、ゆっくりと進行していく病気です。

今までは肺気腫や慢性気管支炎という病名が一般的でしたが、近年では COPD (慢性閉塞性肺疾患)という名称が一般的です。
進行すると、咳・痰・息切れなどの症状が出ますが、初期の段階では自覚症状が少なく、早期 診断には肺機能検査が不可欠です。
そして、COPDは胸部レントゲン検査では早期発見は困難と言われています。
また、COPDの主な原因は喫煙です。タバコの煙や微小な粒子によって、慢性的な炎症が気管支や肺胞に起こり、肺胞が破壊されます。
破壊が進むと咳、痰、息切れなどの症状を自覚するようになりますが、破壊されてしまった肺胞は治療しても元には戻りません。
現在症状がなくても喫煙習慣は非常に高いリスクです。

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  • 投稿日:2018.10.18