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アニサキス:胃痛+吐き気

この時期の刺身美味しいですよね。

アニサキスには注意しましょう。

内視鏡でアニサキスを捕まえて、完全に取り除きます。

アニサキスの幼虫を排除すると、痛みはすぐになくなります。

食道と胃の接合部に2匹

胃体部に潰瘍と併存1匹

痛いです。

  • 投稿日:2018.6.12

膀胱炎の注意点

十分に水分を摂取し、尿を我慢しない

外陰部を清潔に保つ

性行為前後に排尿する

タンポンや不潔な性具の使用を控える

肥満があれば改善する

アルコールや刺激物の摂取を避ける

やってみましょう!

  • 投稿日:2018.6.05

糖尿病と癌

現在日本では、40歳以上の約4人に1人は糖尿病であるといわれています。
一方、約2人に1人はがんになるともいわれています。当然、この2つ の疾患を両方発症する方も少なくありません。
さらに、2013年5月、日本糖尿病学会と日本癌学会から合同で糖尿病の人のがんの罹患リスクについて発表も あり、糖尿病とがんの関連性が注目されています。

「糖尿病とがん」では、がんと闘いながらいかに糖尿病治療を行っていくかが大切です。
今、がんは完治する時代です。
がんの治療を適切に行うためにも、そしてがんを乗り越えた後健康な生活を取り戻すためにも、糖尿病治療を見直してみましょう。

2013年5月に、日本糖尿病学会と日本癌学会から糖尿病とがんに関する委員会報告が発表されました。日本人約33万人の疫学データから、糖尿病(主に2型糖尿病)は肝臓がん、すい臓がん、大腸がん、全がんのリスク増加と関連していたことがわかりました。
しかし、糖尿病だから必ずがんになる、というわけではなく、その背景には食生活や生活環境などのさまざまな要因があると考えられます。食事、運動、体重コントロール、禁煙、節酒などの生活習慣の改善は、血糖コントロールのみならず、がんの予防につながる可能性のあることも指摘されています。
したがって、いたずらに恐れるのではなく、定期的にがん検診を受けながら、糖尿病本来の治療を行いましょう。良好な血糖コントロールを目指していくことががんの予防にも大切になります。

定期的な癌検診

食事や生活環境の変化もなく、特に原因がわからないまま、長期にわたり血糖コントロールが悪化する場合には、がんが隠れていることもあります。がんは早期発見が非常に重要になります。糖尿病患者さんは、定期的ながん検診をこころがけましょう。

  • 投稿日:2018.3.29

貧血について

赤血球(RBC)

赤血球は肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る役目を担っています。

赤血球の数が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。

血色素(Hb)(ヘモグロビン)

血色素とは赤血球に含まれるヘムたんぱく質で、酸素の運搬役を果たします。

減少している場合、鉄欠乏性貧血などが考えられます。

ヘマトクリット(Ht)

血液全体に占める赤血球の割合をヘマトクリットといいます。

数値が低ければ鉄欠乏性貧血などが疑われ、高ければ多血症、脱水などが考えられます。

MCV・MCH・MCHC

MCVは赤血球の体積を表します。

MCHは赤血球に含まれる血色素量を表します。

MCHC赤血球体積に対する血色素量の割合を示します。

MCVの数値が高いと、ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血、過剰飲酒が疑われます。

低いと、鉄欠乏性貧血、慢性炎症にともなう貧血が疑われます。

女性に貧血の人が多くみられるのはなぜ?

血液中の赤血球数の基準範囲は、男性が400万~539万/μℓ、女性が360万~489万/μℓで、ヘモグロビンは男性が13.1~16.6/㎗、女性が12.1~14.6/㎗とされています。そして赤血球に関しては男性359万/μℓ以下、女性329万/以下、ヘモグロビンに関しては男性11.9/㎗以下、女性10.9/㎗以下が異常とされています。

ヘモグロビンに関して異常とされる割合は、男性が約3.4%、女性が約5.8%ですが、基準範囲未満で要注意とされるグレーゾーンまでを含めると、男性は約10%なのに対して女性は16%を超えており※2、女性の方が貧血になる危険性が高いことがわかります。
血液の中の赤血球は、健康な人でも約120日たつと脾臓で分解されます。赤血球の割合を正常に保つためには、毎日一定の量がつくられなければなりません。しかし女性の場合は毎月月経で血を失うため、貧血につながりやすいと考えられます。

女性は初経から閉経までの期間のうち、約10%程度が鉄欠乏性貧血状態にあるといわれています。また、妊娠や授乳によっても、体内の鉄分が減少しがちになります。さらに過多月経の場合には、その割合はもっと増えてしまいます。過多月経の主な原因は子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮腺筋症、子宮体がん、子宮頸がんなどですが、なかでも一番多くみられるのは子宮筋腫です。

子宮筋腫は良性潰瘍によるもので、一般的に20~35%程度の女性にみられるといわれています。子宮筋腫には女性ホルモンの一つであるエストロゲンが関係しているということはわかっていますが、発生する原因はまだ解明されていません。ちなみに初経前の年齢にはほとんど見られず、閉経後の年齢でもあまり多くはありません。

子宮内膜ポリープは、エストロゲンが過剰に分泌されることによって子宮内膜が異常に増殖して発生すると考えられています。子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮筋層にできてしまったものです。これも女性ホルモンが関係している可能性があるとされる病気で、30~40歳代の女性に多くみられます。

過多月経の原因を明らかにすることは、その後の健康に大きくかかわってきます。だから過多月経の場合はもちろん、月経痛がある、おりものが見られるなどといった症状がある場合には、婦人科を受診しましょう。「妊娠していないのに婦人科を受診していいの?」という疑問を感じる必要はありません。これらの不安を解消するために、専門医がいるのですから。

ちなみに鉄分が不足していると、肌や髪の状態にも影響が出ます。紫外線を浴びると体内に活性酸素が発生して肌にシミができることがありますが、活性酸素を消去する酵素「カタラーゼ」の生成には鉄分が必要です。つまり鉄分が不足すると、肌にシミができやすくなってしまうのです。また、目の下にクマができるのも、鉄分不足が原因の一つです。鉄分が不足して、血液が酸素を十分に補給できないため血行不良が起きてしまうからです。さらに、髪のツヤがなくなったり抜け毛が増えるのも、鉄分不足が原因ともいわれています。貧血気味という程度であっても、鉄分を十分に補給する必要があるのです。

3015人の日本人女性を調べたある研究では、鉄欠乏性貧血の人が8.5%、貧血のない鉄欠乏の人が41.8%、健康な人が43.6%、その他が6.5%という結果が出ています。つまり、約半数の女性に何らかの鉄欠乏が見られたというのです※3。貧血の症状に至っていなくても、体にさまざまな不調をきたすことは十分に考えられますから、いかに日ごろの食生活が重要なのかがわかるでしょう。

栄養が不足することで起きる貧血とは?

貧血は、栄養が不足することで起きることがあります。なかでも一番多くみられるタイプが「鉄欠乏性貧血」です。貧血の70~80%が、鉄分が欠乏するために起きる貧血だといわれています。

血液の赤血球に含まれているヘモグロビンは、鉄を含むヘムという赤い色素とたんぱく質が結合してできており、このヘモグロビンが酸素を全身に運んでいます。また、代謝で産生された二酸化炭素を肺まで運んでいるのもヘモグロビンです。しかし鉄分が不足するとヘモグロビンの生成が減少し、体のすみずみまで酸素を届けることができなくなってしまいます。こうして貧血が起こると、全身倦怠感や動悸、息切れ、食欲不振などの症状が現れます。心臓は大量の血液を流して酸素不足を解消しようと、鼓動を早くします。呼吸が激しくなるのも、酸素を体に取り入れようとするためです。このように、肺や心臓に負担がかかるだけでなく、心臓肥大につながってしまうこともあるのです。

鉄欠乏性貧血は、鉄分不足の偏った食事や過度なダイエットで引き起こされることがあるほか、病気などによる出血でも起こります。また、胃腸での鉄分の吸収に問題があるときに起こる場合もあります。

赤血球は骨髄で生成されますが、最初に赤芽球という赤血球のもとになる母細胞が作られ、それが細胞分裂することで作られていきます。このときに必要となるのが、葉酸やビタミンB12といったビタミンです。葉酸やビタミンB12が不足すると赤芽球の細胞分裂がうまくいきません。その代わりに巨赤芽球という大型の赤芽球ができてしまい、赤血球が増えずに貧血となってしまうのです。これを「巨赤芽球性貧血」といいます。

バランスのとれた食事をしていないことが大きな原因と考えられるほか、大量の飲酒でもこのタイプの貧血を引き起こします。また、胃腸の障害で食事からビタミン類を十分に吸収できない場合にも、このタイプの貧血が起こります。なお、現在ではこのタイプの貧血に対しては、葉酸やビタミンB12を投与するなどの治療法が確立されていますので、過剰な心配をする必要はなさそうです。

病気などによる出血の場合は別ですが、貧血気味という程度の状態なら、毎日の食生活の改善などで解消できる場合がほとんどです。
鉄分は、食事で摂ったもののうち10%程度しか体内に取り込まれないといわれるほど、吸収されにくい栄養素です。そのうえ、ほかの栄養素が不足すると吸収率は上がりません。そのため、鉄分を多く含む食品以外にも、バランスのとれた食事を考える必要があります。
また、鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。ヘム鉄を多く含む食品はレバーや肉、魚類です。一方、非ヘム鉄は野菜や豆類、海藻、卵などに含まれています。ヘム鉄は非ヘム鉄より体の吸収率が高く、牛肉の鉄分の吸収率は約20%です。それに対して非ヘム鉄の吸収率は10%以下のものが多いのですが、動物性食品やビタミンCなどと組み合わせることで、吸収率が向上するといわれています。
葉酸は、緑黄色野菜やかんきつ類などの果物に多く含まれています。また、ビタミンB12は肉や魚類、卵、乳製品など動物性食品に含まれています。つまり、「貧血気味だから鉄分を補給しよう」とレバーや魚ばかりを食べるのではなく、野菜や果物を含め、食品の種類を増やすことがポイントといえそうです。

侮れない貧血です。

  • 投稿日:2018.3.16

LDLとHDLとは 動脈硬化症とともに

LDLコレステロール

(悪玉コレステロール)

血管や組織に運ばれる途中のコレステロールであり、この値が高いと動脈硬化が進みやすくなります。

健康な方のLDLコレステロール値は140mg/dL未満で、140mg/dL以上になると、高LDLコレステロール血症と診断されます。ただし特定の病気をお持ちの方は、120~139mg/dLになると境界域高コレステロール血症と診断されます。

HDLコレステロール

(善玉コレステロール)

血管や組織に余っていたコレステロールがHDLに回収されて肝臓に戻る途中のコレステロールであり、この値が低いと血管にコレステロールがたまって動脈硬化が進みやすくなります。

HDLコレステロール値が40mg/dL未満の場合に低HDLコレステロール血症と診断されます。

総コレステロール値

すべてのリポ蛋白に含まれるコレステロールをまとめて測定した数値です。いままではこの総コレステロール値が220mg/dL以上の場合に、高脂血症と診断されてきました。しかし、総コレステロール値よりLDLコレステロール値の方が、より動脈硬化との関係が深いことが分かってきたため、現在、脂質異常症の診断基準には含まれていません

動脈硬化症とは、文字どおり「動脈がかたくなる」こと。
動脈がかたくなると、その特性であるしなやかさが失われるため、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。

また、動脈がかたくなると血管の内側がもろくなって粥腫(じゅくしゅ)ができ、血管の中がせまくなったり、詰まったり、粥腫がはがれて血液中をただよい細い血管を詰まらせたりします。ちょうど古い水道管が汚れて詰まったり、さびてはがれるのと同じ状態です。

血管の内側がせまくなると必要な酸素、栄養がいきわたらず、臓器や組織が正しく機能しなくなります。さらに血管が詰まると臓器や組織に血液が流れず、壊死してしまうことも。
またかたくなることで、血管はもろくなり破れやすくもなります。

動脈硬化症が進行するとどうなってしまうのでしょうか。
心臓に大きな負担がかかるため、高血圧、心肥大、心不全などの心疾患につながります。

また、血管が狭くなったり詰まったりすることで、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。
血管が破れると、クモ膜下出血など脳出血の危険も。

たかが動脈硬化とあなどってはいけません。死につながる恐ろしい症状を引き起こす危険を抱えているのです。

  • 投稿日:2018.3.09