胃カメラ(胃内視鏡検査)で診断できる消化器の病気には以下のようなものがあります。
1. **胃の病気**
– **胃癌**: 胃の内部の異常な腫瘍や組織の変化を発見できます。
– **胃潰瘍**: 胃の内壁にできる潰瘍(ただれ)を検出します。
– **胃炎**: 胃の粘膜の炎症を観察できます。急性胃炎や慢性胃炎の診断に役立ちます。
– **胃ポリープ**: 胃の粘膜にできる小さな突起物で、時に癌化することもあります。
2. **食道の病気**
– **食道癌**: 食道内の癌を発見します。
– **逆流性食道炎**: 胃酸が食道に逆流することによる食道の炎症を確認できます。
– **食道静脈瘤**: 主に肝硬変などに関連して食道の静脈が膨らんでいる状態を検査します。
3. **十二指腸の病気**
– **十二指腸潰瘍**: 十二指腸の粘膜に潰瘍ができる病気を診断します。
– **十二指腸ポリープ**: 十二指腸にできるポリープを発見します。
– **十二指腸炎**: 十二指腸の粘膜の炎症を観察します。
4. **その他の消化器の問題**
– **ヘリコバクター・ピロリ感染**: 胃の中に存在する細菌で、胃炎や胃潰瘍、胃癌の原因となることがあります。胃カメラ検査時に採取した組織で診断できます。
– **消化管出血**: 消化器のどこかで出血が起きている場合、その出血部位を特定し治療することが可能です。
胃カメラは消化器の内部を直接観察することができるため、これらの病気の早期発見や診断、さらには治療方針の決定に非常に有用です。
当院では胃カメラを鎮静剤を用いて楽にできます。60代70代で初めての方相談してください。