心電図:脈の乱れを感じたら
■心臓には、右心房、右心室、左心房、左心室という四つの部屋があります。右心房の上の方にある洞結節という部位で発生する電気刺劇が、房室結節、ヒス束、右および左脚肢、プルキンエ線維という電線のような伝導路を経て右および左心室の筋肉に伝えられ、筋肉が収縮して拍動します。
心電図検査を受けると、これらの電気的信号の流れと筋肉の収縮がわかります。心臓の拍動に乱れのある不整脈や、心筋梗塞(しんきんこうそく)の診断などに威力を発揮します。右脚ブロックというのは、電気的信号の伝導路である右脚での伝導に障害のあるもので、心電図検査で特徴的な所見として表れます。
右脚ブロックは心電図検査で比較的高頻度で発見され、全人口の〇・一%ともいわれています。大半は特に心臓に病気がないもので、心配することはないでしょう。ただし、心筋梗塞や心筋症などの心臓病に伴う場合には注意してください。また、同じブロックでも、左脚ブロックや房室ブロックの場合には注意が必要なことがあります。
心配なら循環器内科に相談するとよいでしょう。
ストレスで不整脈😫