胃カメラ (麻酔使ってやります)
三十五歳の会社員です。三日前からみぞおちのあたりが、しくしく痛み来院。おなかが痛くなる病気はたくさんあります。
食あたりで痛むこともありますし、ストレスが原因で痛むこともあります。みぞおち周辺がシクシクと痛む場合には、胃炎か胃潰瘍(かいよう)が疑われます。
食道、胃、十二指腸に炎症や潰瘍が起こると、吐ぎ気がしたり、実際に吐いたりして、みぞおち付近が痛みます。これらを診断するには、胃内視鏡検査が最適です。
消化器内科を受診し、検査を受けるとよいでしょう。
胃潰瘍の原因として、ヘリコバクターピロリという細菌の関連が指摘されています。衛生環境が悪かった時代を過ごした中高年以上に多く、胃の中に生息する菌が原因となって胃炎、胃潰場、さらには胃がんの原因にもなるとされています。
胃内視鏡検査でヘリコバクタービロリ菌が胃の中にいるかどうかも正確に診断がつきます。
逆流性食道炎も比較的頻度の高い病気です。本来は食道に流れ込まないはずの胃液が逆流し、食道の粘膜を傷つけるものです。胸焼けやゲップなどの症状がでます。食道胃内視鏡検査で確認できます。消化器内科か内科に相談してください。